プロジェクト

開催報告

2024-07-13第18回歴史都市防災シンポジウム

今年度、歴史都市防災研究所ではハイブリッド開催にて、第18回歴史都市防災シンポジウムを実施しました。歴史都市や文化遺産の防災に関する28件の研究発表と活発な討議が行われ、日本、海外から93名の参加がありました。参加者のご協力のもと、シンポジウムは無事に成功裡に終わりました。

セッションは、防災技術(1)(2)、空間・環境、水害・治水、合意形成・リスクマネジメント、保全・補強、防災計画(1)-(3)のあわせて9セッションで、さまざまな研究発表と活発な討議が行われました。

特別講演企画では、本学衣笠総合研究機構教授 大場 修 氏より「備えと構えの民家史 -水屋とタカを巡って」と題したご講演をいただきました。大場教授のご講演では、水害常襲地域の民家における「水屋」や「タカ」をご紹介いただき、それらが水害時の避難のための「備え」としてだけでなく、来客に見せる空間や地域社会に対する住まいの形としての「構え」でもあること、また地域によって地主層のみの特権性を有している場合と、地主層に限らない対等性を有している場合があることなど、民家史における水屋とタカの位置付けについてお話しいただきました。

なお、シンポジウムで発表された研究成果については「歴史都市防災論文集Vol.18」として刊行しております。

昨年度に引き続きハイブリッド開催ではありましたが、皆様のご協力のもと無事に終了できましたことに感謝申し上げます。

優秀発表賞受賞者

学生の方、今年3月時点で学生であった方の発表の中から、発表内容、発表技術の優れた方を対象に「優秀発表賞」を授与しております。

各セッションの座長と採点担当教員による審査にもとづき、下記の方が受賞されました。

・A会場:黒田みゆきさん(石川工業高等専門学校専攻科 環境建設工学専攻)
・B会場:焦英楠さん(千葉大学大学院 博士後期課程)
・C会場:弘中希さん(立命館大学大学院 理工学研究科)

2023-07-15第17回歴史都市防災シンポジウム

歴史都市防災研究所の20周年に当たる今年度はハイブリッド開催にて、第17回歴史都市防災シンポジウムを実施しました。歴史都市や文化遺産の防災に関する33件の研究発表と活発な討議が行われ、日本、海外から179名の参加がありました。参加者のご協力のもと、シンポジウムは無事に成功裡に終わりました。

セッションは、防災技術(1)(2)、国際連携、水害・土砂災害(1)(2)、防災計画(1)-(4)のあわせて9セッションで、さまざまな研究発表と活発な討議が行われました。

特別講演企画では、立命館土曜講座とのコラボレーションで、本学理工学部特命教授 深川 良一氏より「地盤災害グループ歴防20年の歩み」と題して、歴史都市防災研究のこれまでを振り返っていただきました。続けて鹿児島市教育委員会 文化財課 世界遺産保全係 主査 藤井 大祐氏より「寺山炭窯跡の災害と復旧」と題したご講演をいただきました。藤井氏のご講演では、世界文化遺産の構成要素である炭焼窯の遺構の一部が大雨により崩落し、さらに背後の斜面からの土砂で流される被害に遭った事について詳細な報告がなされました。その後の対策や復旧の際の調査により、これまで知り得なかった新しい事実が発見された一方で、修復後には再び崩落が生じており、正確な復旧・復元と予防防災の両立の難しさについて、改めて考えさせられる重要な話題提供をいただきました。

なお、シンポジウムで発表された研究成果については「歴史都市防災論文集Vol.17」として刊行しております。

今年度は初めてのハイブリッド開催ではありましたが、皆様のご協力のもと無事に終了できましたことに感謝申し上げます。

優秀発表賞受賞者

学生の方、今年3月時点で学生であった方の発表の中から、発表内容、発表技術の優れた方を対象に「優秀発表賞」を授与しております。

各セッションの座長と採点担当教員による審査にもとづき、下記の方が受賞されました。

・A会場:井上斐文さん(立命館大学大学院 理工学研究科)
・B会場:昌本拓也さん(鹿児島大学大学院 理工学研究科)
・C会場:遠藤裕大郎さん(愛知県庁)

2022-07-24第16回歴史都市防災シンポジウム

コロナ禍にあった今年度も昨年度に続きオンライン開催にて、第16回歴史都市防災シンポジウムを実施しました。歴史都市や文化遺産の防災に関する26件の研究発表と活発な討議が行われ、日本、海外から150名の参加がありました。参加者のご協力のもと、シンポジウムは無事に成功裡に終わりました。

セッションは、地震災害、水害、建築計画、火災、災害リスク(1)(2)、防災計画(1)(2)、データベースのあわせて9セッションで、さまざまな研究発表と活発な討議が行われました。

特別講演企画では、佛教大学 名誉教授 植村 善博氏より「災害文化遺産としての日本の禹王遺跡とその意義」と題したご講演をいただきました。ご講演では、治水の英雄としての禹王(うおう)と、治水神としての禹王信仰、治水や土地開発のシンボルとしての禹王遺跡が日本各地に存在することが紹介され、これらを災害文化遺産として保存することにより、地域の災害史を伝承し、防災教育に役立てていくことの意義についてお話しいただきました。

なお、シンポジウムで発表された研究成果については「歴史都市防災論文集Vol.16」として刊行しております。

今年度もZoom開催ではありましたが、皆様のご協力のもと無事に終了できましたことに感謝申し上げます。

特別講演セッション_C会場優秀発表者_武内樹治さん

優秀発表賞受賞者

昨年度より、学生の方、今年3月時点で学生であった方の発表の中から、発表内容、発表技術の優れた方を対象に「優秀発表賞」を授与しております。

各セッションの座長と採点担当教員による審査にもとづき、下記の方が受賞されました。

・A会場:吉川奎さん(一般財団法人建築研究協会)→ 発表論文

・B会場:福本真史さん(立命館大学大学院理工学研究科)→ 発表論文

・C会場:武内樹治さん(立命館大学大学院文学研究科)→ 発表論文

2021-07-17第15回歴史都市防災シンポジウム

コロナ禍にあった今年も昨年度に続きオンライン開催にて、第15回歴史都市防災シンポジウムを実施しました。歴史都市や文化遺産の防災に関する44件の研究発表と活発な討議がおこなわれ、日本、海外から150名の参加がありました。参加者のご協力のもと、シンポジウムは無事に成功裡に終わりました。

セッションは、防災技術(1)~(3)、防災計画(1)~(4)、国際連携(1)~(2)のあわせて9セッションで、さまざまな研究発表と活発な討議が行われました。

特別講演企画では、兵庫県立大学減災復興政策研究科 教授、研究科長の室﨑益輝氏より「歴史都市の災害復興について」と題したご講演をいただきました。ご講演では、自立・安全・変革という災害復興に求められる要素に対して、活用・継承・創造という文化の持つ機能を活かす視点に立って、日本の伝統的な減災の知恵ならびに海外の歴史都市の復興事例などから、災害復興によって守られた・生まれた・壊されたまちなみをご紹介いただき、災害・復興に対する物理的対策だけでなく心の持ち方の重要性について指摘されるなど、ひろく示唆に富んだお話をいただきました。

なお、シンポジウムで発表された研究成果については「歴史都市防災論文集Vol.15」として刊行しております。

今年度もZoom開催ではありましたが、皆様のご協力のもと無事に終了できましたことに感謝申し上げます。

特別講演セッション

優秀発表賞受賞者

今年度より、学生の方、今年3月時点で学生であった方の発表の中から、発表内容、発表技術の優れた方を対象に「優秀発表賞」を授与することといたしました。

各セッションの座長と採点担当教員による審査にもとづき、下記の方が受賞されました。

・A会場:小島尚之さん(立命館大学大学院理工学研究科)→ 発表論文

・B会場:吉川奎さん(立命館大学大学院理工学研究科)→ 発表論文

・C会場:森祐輔さん(立命館大学大学院理工学研究科)→ 発表論文

2020-12-05第14回歴史都市防災シンポジウム

コロナ禍にあった今年はオンライン開催にて、第14回歴史都市防災シンポジウムを実施しました。歴史都市や文化遺産の防災に関する35件の研究発表と活発な討議がおこなわれ、日本、海外から104名の参加がありました。参加者のご協力のもと、シンポジウムは無事に成功裡に終わりました。
セッションは、防災技術(1)~(3)、歴史災害、防災計画(1)~(5)のあわせて9セッションで、さまざまな研究発表と活発な討議が行われました。
特別講演企画では、立命館大学衣笠総合研究機構歴史都市防災研究所客員研究員の益田兼房氏より「文化遺産の防災:被災修復と価値」と題し、日本と海外、石造建築文化圏と木造建築文化圏における文化遺産の価値に関する考え方の違いや、文化遺産の被災修復に関する今後の課題と展望についてご講演いただきました。
なお、シンポジウムで発表された研究成果については「歴史都市防災論文集Vol.14」として刊行しております。
ZOOM開催という新たな挑戦ではありましたが、皆様のご協力のもと無事に終了できましたことに感謝申し上げます。

様子1様子2

 

2019-07-13第13回歴史都市防災シンポジウム

立命館大学衣笠キャンパスにて、第13回歴史都市防災シンポジウムを開催しました。歴史都市や文化遺産の防災に関する34件の研究発表と活発な討議がおこなわれ、全国から約110名の参加がありました。
セッションは、防災技術(1)~(4)、防災計画(1)~(2)、歴史災害、地理・避難、地域コミュニティのあわせて9セッションで、さまざまな研究発表と活発な討議が行われました。
特別講演企画では、立命館大学理工学部の深川良一特命教授より「地盤災害グループのCOE関連研究を振り返って」と題し、21世紀COEプログラム採択以降の地盤災害グループ研究を振り返るとともに、それまでの研究の総括から今後の課題および展望についてご講演いただきました。
なお、シンポジウムで発表された研究成果については「歴史都市防災論文集Vol.13」として刊行しております。

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2018-07-14第12回歴史都市防災シンポジウム

立命館大学衣笠キャンパスにて、第12回歴史都市防災シンポジウムを開催しました。歴史都市や文化遺産の防災に関する36件の研究発表と活発な討議がおこなわれ、全国から約110名の参加がありました。
セッションは、防災技術(1)~(3)、歴史・地理、観光客、火災・防火、防災計画(1)~(3)のあわせて9セッションで、さまざまな研究発表と活発な討議が行われました。
特別講演企画では、京都大学防災研究所の矢守克也教授より「黒潮町の言葉を通して防災とまちづくりについて考える」と題して、2011年3月に発生した東日本大震災を受けて、全国で最大の津波高が想定された高知県黒潮町での防災対策の根底にある考え方や思想を、特に黒潮町発の言葉を紹介しながら、防災・減災、復興・まちづくりについてご講演いただきました。
なお、シンポジウムで発表された研究成果については「歴史都市防災論文集Vol.12」として刊行しております。

 

様子1様子2

 

2017-07-01第11回歴史都市防災シンポジウム

立命館大学衣笠キャンパスにて、第11回歴史都市防災シンポジウムを開催しました。 歴史都市や文化遺産の防災に関する35件の研究発表と活発な討議が行われ、全国から約120名の参加がありました。
セッションは、歴史災害、文化財防災、地震・耐震、防災技術、市街地防災、避難計画、防災計画のあわせて8セッションで、それぞれ座長である本学の教員のもと、さまざまな研究発表と活発な討議が行われました。
また、当研究所の社会連携・国際連携活動を紹介する特別セッションも設けられました。
特別講演企画では、当研究所客員研究員の北原糸子先生より「災害と城郭普請、そしていま文化財修復」と題して、2016年の熊本地震により関心の高まった城郭の被災と修復の歴史について、特に江戸時代の地震災害による大規模な城郭修復の事例を紹介しながらご講演いただきました。
なお、シンポジウムで発表された研究成果については「歴史都市防災論文集Vol.11」として刊行しております。

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2016-07-09第10回歴史都市防災シンポジウム

立命館大学衣笠キャンパスにて、第10回歴史都市防災シンポジウムを開催しました。 歴史都市や文化遺産の防災に関する28件の研究発表と活発な討議が行われ、全国から約105名の参加がありました。
セッションは、防災技術、火災・防火、防災計画、歴史と防災、交通・避難に関する6セッションで、 それぞれ座長である本学の教員のもと、さまざまな研究発表と活発な討議が行われました。
また学術セッション終了後には、歴史都市防災研究所土岐憲三教授による特別講演「歴防の10年を振り返って」が行われ、 これまでに実施された研究活動の10年間の歩みを報告し、国際的にも高い評価を得てきた研究成果に多数の参加者が熱心に聞き入っていました。
また今回は、特別セッションも行われ、李明善氏(大韓民国 文化財庁)から「木造文化財における防災力評価手法について」、及び JO Sang-Sun 氏(大韓民国 国立文化財研究所)から「韓国の文化遺産における安全防災研究の現況と課題」をご報告いただき、 韓国における文化財の現状を知る貴重な場となりました。
なお、シンポジウムで発表された研究成果については「歴史都市防災論文集Vol.10」として刊行しております。

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2015-07-04第9回歴史都市防災シンポジウム

立命館大学衣笠キャンパスにて、第9回歴史都市防災シンポジウムを開催しました。歴史都市や文化遺産の防災に関する39件の研究発表と活発な討議がおこなわれ、全国から約140名の参加がありました。
セッションは、土砂災害、火災、防火、地理・歴史、地震、耐震、観光客、地 区防災、防災計画の9セッションで、それぞれ座長である本学の教員のもと、さまざまな研究発表と活発な討議が行われました。
また学術セッション終了後には、大窪健之所長による特別講演「ネパール・ゴ ルカ地震の文化遺産と歴史都市の被害状況」が行われ、ネパール・ゴルカ地震 による被害状況の調査報告がなされました。
なお、シンポジウムで発表された研究成果については「歴史都市防災論文集Vol.9」として刊行しております。

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2014-07-05第8回歴史都市防災シンポジウム

立命館大学衣笠キャンパスにて、第8回歴史都市防災シンポジウムを開催しました。歴史都市や文化遺産の防災に関する44件の研究発表と活発な討議がおこなわれ、全国から約117名の参加がありました。
セッションは、木造建築、伝統構造物、災害調査、文化財防災、水害、土砂災害、地域防災、避難・交通、都市空間の9セッションで、それぞれ座長である本学の教員のもと、さまざまな研究発表と活発な討議が行われました。
また学術セッション終了後には、濱田政則氏(アジア防災センター・センター長、早稲田大学・名誉教授)による特別講演「臨海部産業施設の強靭化」が行われ、多数の参加者が熱心に聞き入っていました。
なお、シンポジウムで発表された研究成果については「歴史都市防災論文集Vol.8」として刊行しております。

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2013-07-13第7回歴史都市防災シンポジウム

立命館大学衣笠キャンパスにて、第7回歴史都市防災シンポジウムを開催しました。歴史都市や文化遺産の防災に関する36件の研究発表と活発な討議が行われ、全国から約150人の参加がありました。
セッションは、避難、土砂災害、水害・土石流、木造建造物、地震、防災・火災、リスク評価、地区防災、防災計画と多岐にわたりました。
なお、シンポジウムで発表された研究成果については「歴史都市防災論文集Vol.7」として刊行しております。

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2012-07-07第6回歴史都市防災シンポジウム

ひと・まち交流館 京都にて、第6回歴史都市防災シンポジウムを開催しました。歴史都市や文化遺産の防災に関する52件の研究発表と活発な討議が行われ、全国から約160人の参加がありました。
セッションは、火災、木造建造物、構造、地震・耐震、水害、土砂災害、津波・情報技術、教育・住民参加、防災計画、経済評価、防災広場・避難、観光・交通と多岐にわたりました。
なお、シンポジウムで発表された研究成果については「歴史都市防災論文集Vol.6」として刊行しております。

2011-07-02第5回歴史都市防災シンポジウム

立命館大学びわこ・くさつキャンパスにて、第5回歴史都市防災シンポジウムを開催しました。歴史都市や文化遺産の防災に関する47件の研究発表と活発な討議が行われ、全国から120人以上の参加がありました。セッションは、市街地防災、社会システム、避難行動、歴史遺産、火災、消防、防災技術、耐震、東日本大震災、地震被害、海外事例、斜面防災と多岐にわたりました。来年度(2012年度)も7月頃にシンポジウムを開催する予定です。
なお、シンポジウムで発表された研究成果については「歴史都市防災論文集Vol.5」として刊行しております。

2010-07-03第4回歴史都市防災シンポジウム

立命館大学衣笠キャンパスにて、第4回歴史都市防災シンポジウムを開催しました。歴史都市や文化遺産の防災に関する45件の研究発表と活発な討議が行われました。全国から200人以上の参加があり、歴史都市防災に関する関心の高さがうかがえました。来年度(2011年度)も7月頃にシンポジウムを開催する予定です。
なお、シンポジウムで発表された研究成果については「歴史都市防災論文集Vol.4」として刊行しております。

 

2009-06-20第3回歴史都市防災シンポジウム

東本願寺のご協力を得て、第3回歴史都市防災シンポジウムを開催しました。全国から集まった歴史都市や文化遺産の防災に関する41件の研究発表と活発な討議が行われました。一般の方も含めて200人以上の参加があり、歴史都市防災に関する関心の高さがうかがえました。来年度(2010年度)も6月頃にシンポジウムを開催する予定です。

なお、シンポジウムで発表された研究成果については「歴史都市防災論文集 Vol.3」として刊行しております。

大学ホームページはこちら  http://www.ritsumei.jp/pickup/detail_j/topics/3715/date/6/year/2009

2008-10-04第2回歴史都市防災シンポジウム

2008年10月4日(土)に、衣笠キャンパス志学館において、第2回歴史都市防災シンポジウムを開催しました。歴史都市や文化遺産の防災に関する25件の研究発表がおこなわれ、活発な討議がおこなわれました。また全体討論会では、本拠点の活動成果となる「文化遺産災害対策パッケージ」のあり方について、大窪拠点リーダー、各プロジェクトグループおよび教育検討委員会の代表によるパネルディスカッションがおこなわれ、文化遺産災害対策パッケージの枠組みや内容についての議論がおこなわれました。学内外から64名の参加者があり、歴史都市防災に関する関心の高さがうかがえました。

なお、シンポジウムで発表された研究成果については「歴史都市防災論文集 Vol.2」として刊行しております。

2007-06-23第1回歴史都市防災シンポジウム

衣笠キャンパスにおいて、第1回歴史都市防災シンポジウムを開催した。全国の研究者から投稿された49編の論文発表が行われ、200人以上の参加者があった。論文発表会の後、京都大学防災研究所の鈴木祥之教授による「伝統建築物を地震災害から守る」と題した特別講演会が行われた。兵庫県三木市にある世界最大の震動台施設を用いた京町家の振動実験の様子を始め、伝統木造建築物の耐震性評価や耐震補強について、詳細な説明があった。

なお、シンポジウムで発表された研究成果については「歴史都市防災論文集 Vol.1」として刊行しております。