第1回学外視察を開催しました。
開催日: 2013年12月5日(木) 13:00~17:00
視察先: 姫路城
参加者: 30名(教員・学生)
概 要:
2009年度にスタートした「姫路城大天守保存修理事業」が最終年度に入り、修復された大天守も創建時の美しさを現している。この保存修理工事の様子を見学できる「天空の白鷺」が設置され、連日多数の人々が訪れている。
世界遺産・姫路城はその優美さから「白鷺城」とも称され、誰もが一度は訪れてみたい文化遺産である。今回、保存修理事業の最終段階に入ったことや「姫路市と立命館大学との連携協力に関する協定書」の締結などがあり、2013年12月5日、30名の参加を得て、第1回学外視察が敢行された。
到着後、姫路城管理事務所和田所長から保存修理工事の概要についてビデオなどを用いた説明を頂いた後、2つのグループに分かれて約2時間の視察を行った。入場受付から「天空の白鷺」までの道のりは、当日はあいにく小雨がぱらついていたが、同行して頂いた管理事務所の職員の方から、「この石垣は少しはらみ出して危ない」、「この巨石には○○藩の家紋が入っている」、「千姫を迎えた化粧櫓です」など、築城当時の様子が想い浮かべられるような説明を至る所で頂き、天空の白鷺までの「歴史の散歩道」を楽しんだ。
大天守まではエレベータで一気に上った。目の前には真っ白い大天守閣が出現し、誰もがシャッターを切っていた。「天空の白鷺」では、目の前の天守閣ばかりでなく姫路市やその先も一望できる高さで、驚くばかりであった。
天守閣を後にし、管理事務所内にて質疑応答の時間に入った。構造系に関する質問や修理費用の調達などのファイナンスに関すること、災害時の観光客の安全確保、防火設備に関することなど、多数の質問があり、予定していた時間を超えるような活発な意見交換が行われ、参加者全員から「大変有意義な時間であった」との感想が得られた。