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当研究所研究メンバー大場修教授、BS朝日「百年名家」テレビ出演のお知らせ

当研究所、研究メンバーの大場 修教授が4月6日(水) と翌週の2週にわたり、BS朝日「百年名家」に出演。

【BS朝日】
・2022年4月6日(水) 22:00-22:30 #280

比類なき前代未聞の応接室
~東大阪市 樟蔭学園「樟徳館」~

今回は東大阪市の「樟蔭学園・樟徳館」を訪ねます。樟徳館は、材木商の傍ら汽船会社を経営し財を成した実業家・森平蔵が、昭和初期に建てた邸宅です。施主の平蔵は、現在の樟蔭学園を設立した教育者としても知られています。樟徳館の敷地は、かつて帝国キネマと呼ばれる撮影所があった場所です。平蔵はその広大な敷地の中に、全国から選りすぐりの材を集め、製材所まで造って邸宅の建築にあたりました。樟徳館の特長は、和風の外観に対して、内部はユニークな和洋折衷の設えになっている点です。驚くのはその材の素晴らしさ。あらゆるところに惜しげもなく銘木が配されています。とりわけ目を惹くのは応接室。天井には楠の一枚板が張られ、エッチングガラスが施された窓には、花頭窓風の枠が載せられています。間違いなく見たこともない唯一無二のデザインには、この家にかけた材木商の誇りが伝わってきます。

案内人:大場 修 (立命館大学教授)

 

BS朝日「百年名家」HP