広報 (新聞掲載記事・研究会案内)

香川県小豆島で安全安心マップ&防災教材作成のための防災まち歩きを実施しました

2023年5月20日(土)、当研究所の研究メンバーで地理学の立場から防災・環境研究を行う村中亮夫教授(文学部地域研究学域)が、瀬戸内海の小豆島にある土庄小学校(香川県土庄町)の役重校長先生ほか3名の先生方、および小豆島で幅広い地域連携活動を行っているせとうち観光専門職短期大学の谷崎友紀講師、石床渉准教授とともに、土庄小学校の近隣エリアにおける「安全安心マップ&防災教材作成のための防災まち歩き」を実施しました。今回の防災まち歩きは、小学生に身近な地域の魅力と災害の危険箇所/安全箇所とを関連付けて考えてもらうための素材を収集することを目的に実施されました。

当日は、行政が発行しているハザードマップ、新旧の地形図、土地分類図を見ながら、土地の起伏と浸水予測との関係や水路・排水溝の状態、土地利用の変化などのほか、代表的な地域の文化遺産である国指定特別天然記念物「宝生院のシンパク」を現地で確認しました。今後、小学生向けの防災・地理教育の教材の作成を進めていく予定です。

土庄小学校の近くを流れる伝法川の様子を確認しました
伝法川支流にある暗渠を確認しました
宝生院のご住職から特別天然記念物「宝生院のシンパク」のお話をお伺いしました