「アライグマシンポジウム in 京都」アライグマによる鎮守の森の生物多様性被害防止と文化財保全のためのシンポジウムを開催しました。
開催日: 2014年1月26日(日) 13:00~17:15
開催場所: 立命館大学 歴史都市防災研究所 衣笠キャンパス
地階 カンファレンスホール
主 催: 関西野生生物研究所・立命館大学 歴史都市防災研究所
参加者: 30名
講演者: Stephanie Hauver(Cornell University)
川道 武男(関西野生生物研究所)
川道 美枝子(関西野生生物研究所 所長)
平井 俊之(京都府教育庁指導部文化財保護課)
中村 覚祐(聖護院 執事長)
谷口 仁士(立命館大学歴史都市防災研究所 副所長)
概 要:
京都のみならず各地で起こっているアライグマによる生物多様性の破壊や、甚大な被害が発生し修復費用も大きな負担になっている文化財へ侵入など、コーネル大学などの5人の関係者が様々な視点から報告した。アライグマの生態の視点からは、旺盛な食欲と個体の驚異的な増加の他、疾病や狂犬病の危機の指摘があった。文化財への被害については、侵入手口とその痕跡など実態の紹介と早期発見の重要性、そして環境に応じた罠、侵入を阻止できるような建造物への改善などが指摘された。