広報 (新聞掲載記事・研究会案内)

2025年度歴防学外視察(広島)へ行ってきました

2025年度の学外視察は2月26日(木)~27日(金)の2日間、広島で実施しました。(参加者:教員7名、院生・学部生23名)。

1日目は宮島にて重要文化財である紅葉谷川庭園砂防施設と宮島町伝統的建造物群保存地区を視察しました。はじめに広島大学名誉教授であり、防災・減災研究センター学術顧問(砂防学)の海堀正博教授の案内により宮島砂防施設(紅葉谷周辺)および紅葉谷川の砂防堰堤を散策しました。宮島の景観と自然と調和した防災対策を行うため、紅葉谷において「庭園砂防」を行っており、土砂災害リスクを踏まえた文化遺産の防災・保存の取り組みについて学びました。その後、広島工業大学 環境学部 建築デザイン学科の光井周平准教授と共に厳島神社周辺の歴史的町並みや歴史民俗資料館、町家を見学しました。歴史的建造物の保存と防災に関する重要性を学んだ時間となりました。

2日目は、旧広島陸軍被覆支廠の外観を見学し、戦争遺構の保存と今後の活用の両立の難しさについて、広島市江波山気象館では、気象観測の歴史と原爆投下当時の気象観測記録について講義を受けました。午後からは広島市豪雨災害伝承館を訪問しました。地域住民の方から当時の被災状況を伺い、被災後の砂防堰堤を視察、現在の防災教育の取り組みについてお話を伺いました。

今回の学外視察でも、歴史都市防災研究所内の異なる分野の教員や院生が経験を共有することで、さまざまな視点や考え方から意見を交換する場となり、自然環境からの災害リスク、歴史的建造物の保存などを実際の目で見ることで改めて文化遺産防災の重要性を感じる2日間になりました。

 

宮島桟橋から厳島神社へ向かう道の右手に見える海岸にて、宮島フェリーがなかった時代、厳島に参詣する当時の説明を受けました。

 

紅葉谷公園の川沿いをみんなで歩きました。

 

砂防堰堤で野面石の技法について説明を受けました。

 

紅葉谷川の置き石を飛び越えながらの散策でした。

 

厳島神社周辺の歴史的町並みについてご説明をいただきました。

 

光井先生による町家の説明の様子

 

被爆の痕跡を今に伝える国内最大級の被爆建物「旧広島陸軍被服支廠」について外観の見学をしました。

 

当時、気象台のあった江波山は、爆心地から約3.7㎞離れた位置にあり、建物は、爆風の直撃を受け当時のなまなましいガラス片の跡を視察しました。

 

広島市豪雨災害伝承館では、当時の被災の様子を聞くことができた。