「なみえまちあるき~こどもたちが主役の復興まちづくり~」第2回出前授業を実施しました
歴史都市防災研究所では、セコム科学技術振興財団の助成を受け、東日本大震災と原子力災害にみまわれた福島県なみえ町のなみえ創成小学校と「なみえまちあるき~こどもたちが主役の復興まちづくり~」を実施しています。7月14日には、花岡和聖教授と院生1名および学部生3名、事務局1名が出張し出前講義とマップ作成を行いました。(7月出張授業の報告記事へ)
これを受けて、夏休みに3年生は自宅周辺のマップを作り、マップコンテストへ9点の応募をいただきました。
10月9日には、なみえ創成小学校3年生9名が、双葉警察署浪江庁舎地域交通課の協力のもと防災と交通安全を主眼としたフィールドワークと地図作りに取り組む「地域防災安全MAPづくり」が実施され、歴史都市防災研究所より、山口洋典教授、王旻専門研究員、および事務局1名が出張しフィールドワークに随行、児童が作成したマップに対して山口先生が講評を行いました。
児童たちはまず、フィールドワークを安全に実施するための講習を受け、その後、浪江駅周辺と役場周辺の2チームに分かれて、街歩きを行いました。どのような場所に危険があるのか、皆で探し、気になるところを撮影しました。教室に戻ってからは、グループで話し合い、マップに写真を張り付けてマップを完成させました。
講評は、それぞれのマップの着眼点、児童たちの考える改善の余地を問いかけながら進み、今ある危険だけでなく、暗くなったらどんな危険があるのかなど、想像力を働かせて考えてほしいと結びました。



