広報 (新聞掲載記事・研究会案内)

兵庫県たつの市で小学生向け防災まち歩きイベント「龍野城下町『てくてく防災さんぽ』」を実施しました。

2024年8月21日(水)、たつの市立龍野歴史文化資料館(兵庫県たつの市)が企画する「たつのふるさと探検隊」(主催:たつの市教育委員会)において、小学生向け防災まち歩きイベント「龍野城下町『てくてく防災さんぽ』」を実施しました。当日は夏空のもとで、26名の小学生が活動に参加しました。

児童の皆さんは、本学理工学部の金度源准教授(都市地域デザイン研究室)・藤本将光准教授(環境保全防災研究室)、文学部の村中亮夫教授(地理学専攻)、文学研究科大学院生の田代優都さん(地理学・地域観光学専修)と一緒になって『たつの市防災マップ』などを基に作成した教材を片手に、たつの市龍野伝統的建造物群保存地区の災害や景観保全に配慮された防災設備、地域の特産品を見つけるまち歩きを行ったあと、昼休みをはさんで、現地で見たり聞いたりした内容を地図に表現する「防災マップ作成/お絵描き活動」に取り組みました。昼休みには、昼食としてたつの市で備蓄されている学校給食用非常食の五目御飯と、地元食材が使われた牡蠣リゾットの非常食缶詰をいただきました。

児童の皆さんは、フィールドワークでは先生方からの問いかけにも元気に答えてくれて、地図作成活動も熱心に参加してくれました。たつの市が備蓄している非常食を食べたことも、児童の皆さんにとって非常に貴重な経験となった様子でした。今回の経験を活かして、これからも、たつの市の防災と魅力に関する探究活動に取り組んでいってください!

龍野歴史文化資料館の館長さんから、城下町の説明と今日の日程のお話を聞きました。
龍野歴史文化資料館から元気にスタートしました。
洪水の時の浸水の深さがどのくらいになるのかを確認しました。
浸水時に下水のマンホールのふたが開いてしまうことによる危険について確認しました。
扇状地の傾きについても教えてもらいました。
グレーチングの目詰まりを確認しました。
煉瓦でつくられた防火壁と焼杉について学び、伝統的な防災の知恵を確認しました。
水路に水洗い場を発見しました。生活と消防活動に使われてきた大切な水です。
途中立ち寄った「蔵あかね」にある自動販売機では、たつの市の特産品が販売されていました。
どんな特産品があるか調べてみました。
現地での調査メモ。「蔵あかね」では、休憩しながら現地で見たり聞いたりしたことを整理しました。
全国的に珍しい畳堤(たたみてい)を見学しました。
非常食を食べるという、貴重な経験をしました。
非常食の味はどうだったかな?
中央公民館で休憩した後、まずは各自で情報を整理しました。
地図が完成しました。調べたことがうまく整理されています。かわいいイラストも魅力的です。
色々な色を使って分かりやすいですね。
山地にたくさんの木を描いてくれていて、山地と市街地の位置関係も分かりやすい地図に仕上がりました。