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岩手県大船渡市立越喜来小学校で小学生向け防災まち歩き「てくてく防災さんぽ@越喜来」を実施しました。

2024年11月18日(月)、大船渡市立越喜来小学校(岩手県大船渡市)との連携のもと、小学生向け防災まち歩き「てくてく防災さんぽ@越喜来」を実施しました。当日は冬の到来を思わせる秋空のもとで、4年生10名の児童が、地元の津波災害にまつわる伝承や痕跡を確認しながらまち歩きを行いました。

児童の皆さんは、本学文学部の村中亮夫教授(地理学専攻)・花岡和聖教授(地理学専攻)、文学研究科大学院生の田代優都さん(地理学・地域観光学専修)と一緒になって、越喜来小学校区内を徒歩とマイクロバスを使ってまわりました。そこでは、自然災害伝承碑や津波に由来する地名(津波地名)、津波避難誘導標識、東日本大震災による被害の痕跡、そして東日本大震災からの復興のシンボルとなっているド根性ポプラなどを確認するまち歩きを行ったあと、現地で見たり聞いたりした内容を地図に表現する防災マップ作成活動に取り組みました。児童の皆さんは、途中、マイクロバスでの移動の際には防災○×クイズにも参加してくれました。

現地観察の際には、先生・院生からの話に熱心に耳を傾けてくれるとともに、デジタルチェキやタブレットを使って防災マップの作成に活用するための写真を撮影しました。小学校に帰ってからの防災マップ作成の時間では、デジタルチェキから写真を印刷したり、地図を描く作業に取り組みました。当日は限られた時間のなか、熱心に活動に取り組んでくれました。これから、児童の皆さんが地図を完成させてくれるのを楽しみにしています!

昔の大津波の際に漁船から海水をくみ上げるバケツが流されたことで名付けられたツリバチナガレの場所を確認しました。

 

デジタルチェキの操作方法を教えてもらいました。たくさん写真を撮って行こう!

 

地域にお住いの方から東日本大震災のときの様子についてお話をおうかがいしました。

 

明治三陸地震津波の浸水範囲を示す標識と津波避難誘導標識を確認しました。

 

自然災害伝承には何と書いてあるかな?

 

背の高さよりも高いとても大きな石碑でした。

 

東日本大震災の前後の景観の変化について、先生からお話を聞きました。

 

 

ド根性ポプラ広場で思い思いの写真を撮影しました。

 

公民館の壁面のなかに確認できる津波の影響で再塗装された部分を見学しました。

 

大学院生のお兄さんが津波によってゆがんだ手すりについてお話ししてくれました。

 

先生が地図の作り方を教えてくれました。

 

地図をトレースして、着々と作業が進んでいますね。

 

色鉛筆を使って分かりやすい表現が工夫されています。