広報 (新聞掲載記事・研究会案内)

「アライグマシンポジウム in 京都」 アライグマによる鎮守の森の生物多様性被害防止と文化財保全のためのシンポジウムを開催します。

主にアライグマの分布拡大と個体数増加により、京都のみならず各地で生物多様性の破壊や文化財への侵入が起こっています。その被害は甚大であり、文化財の修復費用も大きな負担になっています。その実態を広く理解いただき、文化財管理者や市民、研究者、行政担当者の協力体制をより強固なものとし、早期の対策や建造物への侵入防止のための手法を普及させることを目的とし、シンポジウムを開催します。

実施時期: 2014年1月26日(日)

開始時間: 13:00-17:15

実施場所: 立命館大学衣笠キャンパス
歴史都市防災研究所 地階カンファレンスホール
住所:京都市北区小松原北町58
※公共交通機関でお越しください。

主催: 関西野生生物研究所(KWRA)、立命館大学歴史都市防災研究所
後援: 京都仏教会、明日の京都 文化遺産プラットフォーム、生物多様性JAPAN

お申込み: 参加費は無料。1月24日(金)までにお申込みください。最大50名。
お申込み先: 関西野生生物研究所
chipmunk@h5.dion.ne.jp  090-6076-7655

※チラシのダウンロードはコチラから。

プログラム
第一部 13:00-15:00
アライグマの野生での生態    Stephanie Hauver氏(Cornell University)
川道 武男(関西野生生物研究所 理学博士)
日本におけるアライグマの問題  川道 美枝子(関西野生生物研究所 理学博士)

第二部 15:15-16:45
文化財へのアライグマ問題    平井 俊行氏
(京都府教育庁文化財保護課 課長)
文化財建造物におけるアライグマなどの獣害を体験して
中村 覚祐氏 (聖護院 執事長)
文化財への被害をどう防ぐか   谷口 仁士
(立命館大学歴史都市防災研究所 副所長)

第三部 16:45-17:15
総合討論   アライグマの拡大と被害をどう防ぐか

本シンポジウムは平成25年度文化財を守り伝える京都府基金、平成25年度公益信託経団連自然保護基金、平成25年トヨタ環境活動助成プログラムの助成を受けて開催されます。