プロジェクト

グローバルCOEプログラム 歴史都市を守る「文化遺産防災学」推進拠点のパンフレットは、こちらよりダウンロードできます。

レポート

第45回京都歴史災害研究会 (2012.07.13)

新潟大学人文学部教授の矢田俊文氏によって、「歴史地震と家屋倒壊率の研究」と題する発表が行われた。まず、史料をもとに16世紀・17世紀における歴史地震の事例を紹介した後、1828年の三条地震・1751年の高田地震・1858年の飛越地震における家屋倒壊率に関する成果に触れられた。特に、全壊率が50%を超える場合や即死率が20%を越える場合に、震源域を特定する指標になることなど興味ある結果が示された。

第6回歴史都市防災シンポジウム (2012.07.07)

ひと・まち交流館 京都にて、第6回歴史都市防災シンポジウムを開催しました。歴史都市や文化遺産の防災に関する52件の研究発表と活発な討議が行われ、全国から約160人の参加がありました。
セッションは、火災、木造建造物、構造、地震・耐震、水害、土砂災害、津波・情報技術、教育・住民参加、防災計画、経済評価、防災広場・避難、観光・交通と多岐にわたりました。
なお、シンポジウムで発表された研究成果については「歴史都市防災論文集Vol.6」として刊行しております。





G-COE定例研究会 (2012.06.30)

各PGから以下の発表があり、質疑応答が行われた。
(1)脆弱性PG「Global Trends in Disaster Risk Management of Cultural Heritage:  Achievements and Challenges」Rohit Jigyasu
(2)歴史災害PG「東北地方の津波碑の立地と被災について」北原 糸子、大邑 潤三
(3)防災技術PG「木造建築の竜巻被害について」大岡 優
(4)計画・政策PG「本願寺水道の再生と祇園南地区での延焼抑止効果について」金 度源

G-COE定例研究会 (2012.05.12)

各PGからの報告があり、G-COEとりまとめに対する位置づけ等について質疑応答があった。
(1)脆弱性PG「世界遺産・安東河回村の防災対策と地域防災力の実態」金 玟淑
(2)歴史災害PG「京都御所、修学院離宮、興福寺と地球科学的環境」川崎 一朗
(3)防災技術PG「イタリアにおける”文化財危険地図”の斜面防災への適用」石田 優子
(4)計画・政策PG「The Role of Italian Universities in Cultural Heritage Disaster Preventions」Siyanee Hirunsalee

G-COE全体会議 (2012.04.14)

まず、大窪リーダーより、2012年度の活動や最終とりまとめ方針について説明があった。次に、2011年度活動報告と2012年度活動計画に関して、各PGから説明が行われ、質疑応答がなされた。脆弱性PG(山﨑教授)、歴史災害PG(吉越教授)、防災技術PG(伊津野教授)、計画・政策PG(小川准教授)、清水寺PG(大窪教授)、国際PG(谷口教授)。その後、今後の進め方について全体で議論した。プログラム全体で最大限の情報共有をはかり、一体的なとりまとめ作業を促進することとする。

第44回京都歴史災害研究会 (2012.03.14)

青山学院大学文学部教授の飯島渉氏によって、「災害としての感染症-環境・社会・ヒト-」と題する発表が行われた。まず、感染症の歴史研究への軌跡を話された後に、人間と自然の相互作用としての感染症の意義づけをされた。特に、人間が自然を開発する(農業化・都市化・産業化など)ことで起こる環境変化が感染症と極めて関わりが深いことを、いくつかの感染症の事例(マラリア・ペスト・インフルエンザ・コレラ・天然痘・結核など)で紹介された。また、感染症のデータの管理などにも話が及び、国によって大きな違いがあることなどを明らかにされた。

第43回京都歴史災害研究会 (2012.01.20)

立命館大学理工学部都市システム工学科助手の林倫子氏によって、「明治後期の京都鴨川における河川空間利用の展開と変容」と題する発表が行われた。鴨川の夏期における貸座敷業や飲食業など様々な利用に関して、その制度や実態の解明を「官有地借使用関係書類」などをもとに行った。その結果、先斗町などの営業者とそこを借用している人々が空間利用形成に関わっていたこと、京都府が治水や美観の整備のためにそこでの活動を制限していたことなどが明らかにされた。