課題と募集要項について

スタディエリアと課題 〜木屋町地区〜

スタディエリアの地図

本年度は、京都市の高瀬川およびその周辺地域をスタディエリアとして文化遺産防災のアイデアを募集します。スタディエリアの中心軸となる高瀬川は、17世紀初頭に建築資材の運搬を目的に開鑿された二条から伏見までをつなぐ歴史的な河川です。木屋町は、その名の由来となった材木問屋の立ち並ぶ江戸期の町並みから、路面電車の通った20世紀初頭、近代建築の小学校が隣接した1990年代までの風景と、さまざまな変化を遂げながら、現在も京都という歴史都市の織物の重要な縦糸の役割を担っています。一方、そうした時代による土地利用の変化は、町家型の木造密集市街地や小学校などの近代建築を擁した風情ある街並みを含め、次代に引き継ぐべき歴史都市の町並みはいかにあるべきかを、常に私たちに問いかけてもいます。もちろん、こうした課題と、歴史都市の防災がどのようにあるべきかという問題は、切り離すことができません。

本コンペでは、歴史河川・高瀬川を軸に、「環境防災都市」京都の実現に資するような、多様で斬新なアイデアを期待します。外国人観光客の多い商業地区における防災システムの提案や、元立誠小学校などの近代建築の耐震化を踏まえた防災拠点の提案、先斗町や永松学区のような木造建築の多い街並みにおける防災水利の提案、または「ひとまち交流館」として京都市のまちづくりの拠点となっている旧小学校敷地と歴史河川高瀬川の関係づくり、あるいは変化し続ける街並みを見守る高瀬川自体を対象にした提案、さらにはスタディエリアを全体としてとらえた、よりスケールの大きな提案も可能でしょう。あるべき京都の将来的像を提案するつもりで、恐れることなく斬新な防災まちづくりの構想をしてください。

もちろん、大胆な構想はその場所に対する正しい理解に基づいて行われなくてはなりません。地区についての詳しい情報は「参考資料」のページでもご覧いただけます。「参考資料」のページには随時情報が追加される場合がありますので、ぜひご参照のうえ、スタディエリアの持つ歴史都市における潜在力を存分に生かした提案を構想してください。なおスタディエリアは、場所に対する意識を共有し、より深い議論を行うために設定しています。エリアに対する理解を踏まえている限り、提案 がエリアの内外にまたがったり、その近辺であったりしても構いません。

応募資格
30歳以下の学生及び社会人。これ以外の者による指導や助言は、これを妨げるものではありません。
表彰および副賞
最優秀賞(1点:副賞50万円)、優秀賞(1点:副賞25万円)、特別賞(5点:副賞5万円)、その他佳作(数点:副賞なし)なお、副賞は京都ライオンズクラブのご協力によります。
審査委員
足立裕司(神戸大学)
佐々木葉二(京都造形芸術大学)
高田光雄(京都大学)
田中哮義(京都大学)
○土岐憲三(立命館大学)
三村浩史((財)京都市景観・まちづくりセンター)
村山忠彦(村山造酢株式会社、京都ライオンズクラブ会長)
※○は審査委員長。50音順、敬称略。
提出先
下記の宛先に郵送で提出してください(持参不可)。
〒603-8341 京都市北区小松原北町58
立命館大学歴史都市防災研究センター
事務室「文化遺産防災アイデアコンペ」係
日程
課題公表:2012年3月
提案提出締切:2012年5月7日(月)(郵送・宅配便にて必着)
第一次審査:2012年5月中旬
第二次審査:2012年7月7日(土)(歴史都市防災シンポジウム‘12と同時開催)
現地見学会
4月7日(土)に現地説明会を行います。場所は「ひと・まち交流館 京都」を予定。時間・場所などの詳細はトップページの「注目の新着情報」欄に掲示しますので、奮ってご参加ください。
提出物
一次審査
二次審査での議論の対象にふさわしい作品(7点)を、非公開の審査で選出します。
提案内容の充実度に加えて、作品としての完成度も求められます。
① A1ボード(ハレパネなど)1枚に以下をレイアウトしたもの
  • 提案のタイトル
  • 提案概要の説明文(500字程度)
  • ボードの表面右上隅に2cm×5cmの枠を設け、枠内に応募登録番号を記入すること。(応募登録番号は、②の手続きで取得してください。)
  • 提案内容をあらわすために必要な図面や模式図(必要なキャプションなどを含む)、透視図および模型写真など
  • ボードには応募登録番号以外、応募者を特定できる情報は記載しないこと。
② 応募申込書 下のリンクから登録ページに進み、必要事項を記入して登録を行うこと。記入したメールアドレスに登録完了の確認メールが送られるので、そのメールをA4用紙に出力の上、応募申込書として提出作品と同梱すること。応募申込書のない作品は受け付けられないので注意すること。
→応募登録ページ
※確認メールが届かない場合は、迷惑メールフォルダ等を一度ご確認下さい。

③ CD-R 1枚に、①のPDFデータを収めたもの。
  • PDFファイルの名称は、「<登録番号>.PDF」とすること。
  • 元のデータをイラストレータなどで作成する場合、線やフォントはラスタライズしないようにし、フォントはPDFファイルに埋め込んでおくこと。
  • ラスターデータの場合、もしくはラスターデータを含む場合、その解像度は300dpi以上とすること。
  • CD-Rに、「文化遺産防災アイデアコンぺ」の文字、および登録番号を記入したラベルをつけること。
二次審査・表彰
一次審査で選抜された作品の中から、一次審査で提出されたボードに加えパワーポイントや模型などの補足資料を用いたプレゼンテーションと、審査委員による質疑や議論を通して、提案としての完成度や総合性を基準に最優秀賞および次点を選出し、特別賞と併せて表彰式を行います。
  1. 2次審査の発表には、約4分間のパワーポイントによるプレゼンテーションを行います。
  2. 模型などの立体的な補足資料について
    • 平面寸法はA1以内、高さは土台を含めて60cm以内とすること。(搬出入が容易な重量とすること。)
    • 立体的な補足資料はパネルとともに会場と同施設の別室に展示し、審査委員は別途閲覧します。したがって発表時にそれらを指し示すことなどはできないので、パワーポイント中に写真などとして含めておくこと。
      補足資料は模型以外の映像・追加パネルなどでも良い。
  3. 2次審査対象作品については、発表者2名までの交通費と模型などの立体的な補足資料の郵送費が支払われます。
成果の出版と応募作品の取り扱いについて
本コンペの応募作品、及び審査の内容については、応募登録をもって、立命館大学による出版物や展示、その他において作者の氏名と提出時点での所属とともに、適宜使用することを応募者に許諾いただいたものとさせていただきます。なお、応募作品の返却は致しませんので、提出に先立って、各自で必要な記録を行うようにしてください。

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