第二回文化遺産防災アイデアコンペティション 未来に引き継ぐ近代
課題と応募要項について
スタディエリアと課題 ~琵琶湖疏水と蹴上地区~
本年度は、近代化遺産を中心的に取り上げます。京都市蹴上の琵琶湖疏水とその周辺、インクラインや水路閣などの近代化遺産を含むエリアを中心に、「近代遺産と周辺地区の防災および観光利用計画」をテーマとした文化遺産防災のアイデアを募集します。

対象エリアには、歴史的地区にある歴史的建造物の防災と再生、防災や被災時の水源となる琵琶湖疏水など近代的社会資本の活用と景観的融合、また観光防災施設とそのプログラムの提案など、多様な提案の可能性が考えられます。おおよそ、図のピンク色で囲んだ部分が中心となります。提案はこの範囲に必ずしも限定される必要はありませんが、今回のテーマである近代化遺産に対して焦点を当てることは提案の条件とします。
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たとえば防災をきっかけに地域の文化的価値を強化するプログラムを備えた建築計画やアーバンデザインの提案、あるいは既存の水利を活用した災害時に役立つランドスケープ・デザイン、また平常時にも災害時にも役立つサイン計画のように観光価値の向上に貢献する防災システムなど、多様な角度からの斬新な提案を期待します。

地区についての詳しい情報は「参考資料」のページでもご覧いただけます。「参考資料」のページには随時情報が追加される場合がありますので、ぜひご参照のうえ、この地区の歴史都市としての潜在力を存分に生かした提案を構想してください。また、4月には現地見学会を予定しています。詳細はトップページの「注目の新着情報」欄に掲示しますので、奮ってご参加ください。
応募資格
応募締切り時点で30歳以下の方
表彰および副賞
最優秀賞(1点。副賞50万円)、次点(1点。副賞25万円)、佳作(5点。副賞5万円)、その他特別賞(数点。副賞なし)
なお、副賞は京都ライオンズクラブのご協力によります。
審査員
 足立裕司(神戸大学)
 伊津野和行(立命館大学)
 岡本晃(京ごふく「おか善」)
 佐々木葉二(京都造形芸術大学)
 高田光雄(京都大学)
○土岐憲三(立命館大学)
 橋本德昭(関西電力)
 室﨑益輝(関西学院大学)
※○は審査員長。50音順、敬称略。
提出先
下記の宛先に郵送で提出してください(持参不可)。
〒603-8341 京都市北区小松原北町58
立命館大学歴史都市防災研究センター
事務室「文化遺産防災アイデアコンペ」係
スケジュール
2010年 3月中旬 課題発表
  5月21日(金) 一次審査作品応募締め切り(必着)
  6月初旬 一次審査結果発表
  7月3日(土) 二次審査および表彰(公開プレゼンテーション※)
※「歴史都市防災シンポジウム'10」内
現地見学会
4月に現地見学会を予定しています。詳細はトップページの「注目の新着情報」欄に掲示しますので、奮ってご参加ください。
応募方法
一次審査

二次審査での議論の対象にふさわしい作品(7点)を、非公開の審査で選出します。
提案内容の充実度に加えて、作品としての完成度も求められます。

提出物:

① A1ボード(ハレパネなど)1枚に以下をレイアウトしたもの

  • 提案のタイトル
  • 提案概要の説明文(500字程度)
  • ボードの表面右上隅に2cm×5cmの枠を設け、枠内に応募登録番号を記入すること。 (応募登録番号は、②の手続きで取得してください。)
  • 提案内容をあらわすために必要な図面や模式図(必要なキャプションなどを含む)、透視図および模型写真など
  • ボードには応募登録番号以外、応募者を特定できる情報は記載しないこと。

② 応募申込書

下のリンクから登録ページに進み、必要事項を記入して登録を行うこと。
記入したメールアドレスに登録完了の確認メールが送られるので、そのメールをA4用紙に出力の上、応募申込書として提出作品と同梱すること。応募申込書のない作品は受け付けられないので注意すること。

→応募登録ページ

③ CD-R 1枚に、①のPDFデータを収めたもの。

  • PDFファイルの名称は、「<登録番号>.PDF」とすること。
  • 元のデータをイラストレータなどで作成する場合、線やフォントはラスタライズしないようにし、フォントはPDFファイルに埋め込んでおくこと。
  • ラスターデータの場合、もしくはラスターデータを含む場合、その解像度は300dpi程度とすること。
  • CD-Rに、「文化遺産防災アイデアコンぺ」の文字、および登録番号を記入したラベルをつけること。
二次審査・表彰

一次審査で選抜された作品の中から、一次審査で提出されたボードに加えパワーポイントや模型などの補足資料を用いたプレゼンテーションと、審査員による質疑や議論を通して、提案としての完成度や総合性を基準に最優秀賞および次点を選出し、特別賞と併せて表彰式を行います。

(1) 2次審査の発表には、約4分間のパワーポイントによるプレゼンテーションを行います。

(2) 模型などの立体的な補足資料について

  • 平面寸法はA1以内、高さは土台を含めて60cm以内とすること。(搬出入が容易な重量とすること。)
  • 立体的な補足資料はパネルとともに会場と同施設の別室に展示し、審査員は別途閲覧します。したがって発表時にそれらを指し示すことなどはできないので、パワーポイント中に写真などとして含めておくこと。

(3) 2次審査対象作品については、発表者2名までの交通費と模型などの立体的な補足資料の郵送費が支払われます。特別賞対象作品については、代表者1名分の交通費が支給されます。

成果の出版と応募作品の掲載許諾について
本コンペの応募作品、及び審査の内容については、応募登録をもって、立命館大学による出版物や展示、その他において作者の氏名と提出時点での所属とともに、適宜使用することを応募者に許諾いただいたものとさせていただきます。なお、応募作品の返却は致しませんので、提出に先立って、各自で必要な記録を行うようにしてください。
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参考資料
個人情報の取扱いについて
2009年第一回文化遺産防災アイデアコンペティション 昨年度の審査結果などがご覧いただけます!
立命館大学GCOE文化遺産防災学推進拠点
主催:立命館大学大学歴史都市防災研究センター (C) Ritsumeikan University