第1回のスタディエリアは東本願寺の寺内町地区(右の地図で赤い一点鎖線で囲まれている範囲に相当)です。寺内町とは、寺院を中心にして信仰を同じくする人々がつくり上げたコミュニティで、ここ東本願寺でも、歴史的に多くの人々が寺院と深い結びつきをもって暮らしていました。このエリアから提案の対象範囲を各自設定のうえ、文化遺産あるいはそれを含む都市の防災機能を向上しながら、より良い都市環境づくりにつながるデザインやアイデアを提案してください。(ただし文化財保護の観点から、歴史的建造物を改変することは提案に含めないこととします。)
地区についての詳しい情報は「
参考資料」のページでもご覧いただけます。ぜひご参照のうえ、この地区の歴史都市としての潜在力を存分に生かした提案を構想してください。
たとえば防災をきっかけとして地域コミュニティを強化するようなプログラムを備えた建築計画やアーバンデザインの提案、あるいは防災用の水利を活用したランドスケープ・デザイン、また平常時にも災害時にも役立つサイン計画のように観光価値の向上に貢献する防災システムなど、多様な角度からの提案を期待します。
30歳以下の学生及び社会人。
最優秀賞(1点。副賞50万円)、次点(1点。副賞25万円)、佳作(5点。副賞5万円)、その他特別賞(数点。副賞なし)
なお、副賞は京都ライオンズクラブのご協力によります。
足立裕司(神戸大学)
永樂善五郎(千家十職・焼物師)
佐々木葉二(ランドスケープ・アーキテクト、京都造形芸術大学)
鈴木祥之(立命館大学)
杉浦義孝(東本願寺、参務)
高田光雄(京都大学)
○土岐憲三(立命館大学)
室崎益輝(関西学院大学)
※○は審査員長。50音順、敬称略。
下記の宛先に郵送で提出してください(持参不可)。
〒525-8577 滋賀県草津市野路東1-1-1 立命館大学G-COE
歴史都市を守る「文化遺産防災学」
事務局「文化遺産防災アイデアコンペ」係
2009年 |
2月中旬 |
課題発表 |
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5月11日(月) |
一次審査作品応募締め切り(当日消印有効) |
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5月18日(月) |
一次審査結果発表 |
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6月20日(土) |
二次審査および表彰(公開審査※) |
※「歴史都市防災シンポジウム」内 |
<一次審査>
二次審査での議論の対象にふさわしい作品(7点)を、非公開の審査で選出します。
提案内容の充実度に加えて、作品としての完成度も求められます。
提出物: |
① |
A1ボード(ハレパネなど)1枚に以下をレイアウトしたもの |
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1. |
提案のタイトル |
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2. |
提案内容をあらわすために必要な図面や模式図(必要なキャプションなどを含む)、透視図および模型写真など |
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3. |
提案概要の説明文(500字以内) |
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4. |
ボードの裏面右下に代表者の氏名と所属を記入。ボードの表面には応募者を特定できる情報は記載しないこと。 |
② |
応募申込書 下の書式に必要事項を記入し、応募作品と同梱してください。
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③ |
CD-R 1枚に、①のPDFデータと②のWORDデータを収めたもの。 |
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1. |
CD-Rに、「文化遺産防災アイデアコンぺ」の文字および代表者氏名を記入したラベルを付けること。 |
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2. |
①、②を収めたファイルの名称は、それぞれ「(代表者氏名)_1.pdf」「(代表者氏名)_2.doc」とし、①のファイルサイズは10MBを超えないようにすること。 |
<二次審査>
一次審査で選抜された作品の中から、一次審査で提出されたボードに加えパワーポイントや模型などを用いたプレゼンテーションと、審査員による質疑や議論を通して、提案としての完成度や総合性を基準に、最優秀賞および次点を選出します。発表者の交通費と、模型など製作費10万円が支給されます。
本コンペの応募作品、及び審査の内容については、書籍『文化遺産防災を通じて歴史都市の未来を考える(仮題)』として出版の予定です。応募作品の著作権は応募者に属しますが、作品の提出をもって、本書籍および立命館大学グローバルCOE、歴史都市を守る「文化遺産防災学」推進拠点による出版物などに適宜掲載することを応募者に許諾いただいたものとさせていただきます。