教如上人が徳川家康より寄進された古屋敷部分の町絵図。江戸中期の町割や住民の屋号・名前等が記された貴重なもの。

宝暦11年（1761）の親鸞聖人五百回御遠忌の記念に作成された本願寺絵図。明暦・寛文度に建立された両堂を含む、境内・寺内の絵図で、丁子屋の刊行。

明治14年（1881）4月から行われた地築の祭典的賑わいを記す図。諸講中が風流飾りとともに地築音頭を唄って練り込む姿に、ご門徒衆の奉祝と意気込みが窺われる。

工事協力のために京都にやってくるご門徒の宿舎が一覧できるように作成された地図。本山周辺には現在も20ヵ所近くこうした「詰所」があり、参詣者への便宜をはかっている。

2008年12月9日中日新聞記事

東本願寺と環境を考える市民プロジェクト、2008/5/25

明治15年（1882）、防火用水確保のため、御所余水を引く工事が始まる。当図が示す東洞院・烏丸・万年寺のルートに布設された。

明治15年（1882）、防火用水確保のため、御所余水を引く工事が始まる。当図が示す東洞院・烏丸・万年寺のルートに布設された。

琵琶湖疏水から引かれた防火用水は、境内北の噴水池に溜められ、そこから境内の周囲や諸殿に引かれた。当図は明治30年（1897）頃の布設当初の図の写しである。

京都帝大教授で琵琶湖疏水設計者・田辺朔郎氏の設計と指導により、本願寺防水用水工事は完成した。当写真は明治30年8月3日の放水試験のものとされる。

明治30年8月3日に完成した御影堂防水用噴水の通水図。参詣者への配布用に印刷され、英語による解説が付されている。